私がやってよかったスキンケアTOP5

アトピー

~長年アトピーに悩んだ薬剤師の体験から~

薬剤師として働きながら、長年アトピー性皮膚炎と向き合ってきました。
今ではステロイドをほとんど使わなくても日常生活を送れるようになりましたが、そこにたどり着くまでは試行錯誤の連続でした。

今回は、私自身が「これを続けてよかった!」と思うスキンケアや生活習慣を5つ紹介します。特別なものではなく、どれも今日から実践できることばかりです。
アトピーに悩んでいる方のヒントになれば嬉しいです。


1. お風呂上がり10分以内に、全身に保湿ケアをする

皮膚が乾燥すると、かゆみが強くなり、さらに掻いて悪化…という悪循環に。
その悪循環を断ち切るために意識しているのが、「お風呂上がり10分以内の保湿」です。

時間が経つほど肌の水分は失われてしまうので、着替えよりも先に保湿を心がけています。
顔だけでなく、腕・脚・背中・首など全身にしっかり塗ります。


2. 毎日シャンプーしない

頭皮や顔の湿疹がひどかったとき、洗いすぎが刺激になっていたことに気づきました。
毎日シャンプーを使うのをやめて、1日おき、またはお湯で流すだけの日をつくったことで、頭皮や顔の赤みやかゆみが減ってきました。

皮脂は悪者ではなく、肌を守る大切なバリアでもあるんだと実感しています。


3. 肌の調子が悪いからといって、あれこれ新しいものを試さない

症状が悪化すると「今のスキンケアが合っていないのかも」と思って、つい新しい化粧水や保湿剤を試したくなること、ありませんか?

私もそうでした。でも、かえって刺激が強くて悪化してしまうことも…。

今では、「調子が悪いときこそ、いつもと同じケアを淡々と続ける」を大切にしています。
肌が落ち着くまで、そっと見守るくらいの気持ちでいるようにしています。


4. 十分な休養をとる

ストレスや寝不足は、アトピーにとって大敵。
「疲れてるな」と感じたら、無理をせず早めに休むようにしています。

忙しいときほど、しっかり眠る・深呼吸する・ゆったり過ごすことを意識。
趣味の三線を弾いたり、好きな音楽を聴いたりするのも私のリラックス法のひとつです。


5. 暴飲暴食をしない

お菓子やお酒が好きな私ですが(笑)、「今日は肌がかゆいな」と思ったら、一度食生活を見直します

甘いものやアルコール、揚げ物などが続くと、やはり肌に出ることが多いんです。
無理に我慢するというよりも、「肌の調子のバロメーター」として食生活を調整するようにしています。


おわりに

アトピーのケアは、劇的に変わることは少なくて、本当に「少しずつ」なんですよね。
今回紹介した5つのことも、どれも地味でシンプル。でも、長く続けてきたことで、確かな変化を感じられるようになりました。

あなたにも、無理なく続けられるケアが見つかるといいですね。
今後も、私の経験や薬剤師としての視点から、お役に立てる情報をお届けできたらと思います。

コメント